ヤマハ
ヤマハの概要
ヤマハとは、正式名称は「ヤマハ発動機株式会社」となります。
静岡県磐田市に本社を置く会社で、主に、二輪車を中心とした輸送用機器を製造するメーカーで、二輪車の売上規模がホンダに次いで世界第2位となっています。
また、ヤマハ発動機サッカー部は、サッカーJリーグのジュビロ磐田の前身でした。
二輪車だけでなく、ボート、船外機、漁船、ヨット、マリンジェットなどのマリン製品、他にもスノーモービル、バギーなどのレジャービークル、電動自転車、電動スクーターなども製造しています。
また、最近では、バイク製造で培った高い技術力を活かして、2020年を目標に自動車事業への参入を表明したことでも、大きな注目を集めています。
二輪レース
ヤマハを語る上で外すことが出来ないのが、二輪レースでの活躍でしょう。
ヤマハの子会社であるヤマハ・モーター・レーシング 、ヤマハ・ファクトリー・レーシングはMotoGPクラスでワークス・チームを運営する会社です。
一時期は、「スピードのホンダ、旋回性のヤマハ」と言われていました。
2004年に、ホンダで3年連続最高峰クラスのチャンピオンを獲得したバレンティーノ・ロッシ選手がチームヤマハに加入すると、シーズン9勝を挙げてMotoGPクラスの初チャンピオンをチームにもたらしました。
その後現在に至るまで、バレンティーノ・ロッシ選手とホルヘ・ロレンソ選手の活躍により、計6回のMotoGPクラスで優勝しています。
また、ヤマハはエンジンサプライヤーとして、一時期四輪の最高峰クラスのF1にも参戦していました。
1990年代にティレル・ヤマハチームの日本人ドライバーとして活躍していた、片山右京選手をご存じの方は多いでしょう。
ヤマハのバイク
ヤマハ発電機は自動車メーカー最大手のトヨタと提携していて、古くから高い技術力を保有してきました。
トヨタの名車である2000GTには、ヤマハの技術が多く投入されています。
ヤマハのバイクのデザインはオリジナル性が高く、海外メーカーにも劣らない美しいデザインである、と評価されています。
また、コーナリングに定評があることから、「ヤマハハンドリング」と呼ばれていました。
ヤマハは、デザインが美しく、技術力の高いバイクを作るのが得意なメーカーと言えます。
デザイン性だけではなく、エンジンや駆動系など内面も高品質です。
YZF-R1では、クロスプレーン型クランクシャフトにより、不等間隔爆発を実現しましたし、EXUPという独特な排気デバイスもあります。
このようにホンダは、開発力も高く、最新技術も次々に導入しています。
レーサーレプリカが流行って、人気を博したこともありました。
その中でも特に印象的だったのは、1989年に登場したリアカウルを突き破ってマフラーが飛び出していた2代目のTZR250です。