スズキ
スズキの概要
スズキとは、正式名称はスズキ株式会社で、日本大手の四輪車、 二輪車のメーカーです。
本社は静岡県浜松市南区にあり、特筆すべきは軽自動車の販売台数においては国内最大規模を誇るという点です。
前記のように、スズキは、四輪車の内で軽自動車を主力製品としていますが、小型車(コンパクトカー)、普通車とも売り上げが好調です。
自動車以外では二輪車、ボート、住宅、カー用品事業、ガソリンスタンド、ゴルフ場の経営なども手がけています。
2013年度の四輪車販売台数は、国内第3位でした。
二輪車の日本国内販売台数においても、本田技研工業、ヤマハ発動機に次ぎ国内第3位となっています。
レース参戦
スズキのバイクを語る上で欠かせないのは、世界選手権への参戦でしょう。
1974年にスズキは、ロードレース世界選手権の500ccクラスにワークスチームとして参加しました。
1976年には、バリー・シーン選手がシーズンに5勝し、スズキに初のワールドチャンピオンをもたらしました。
同選手は、1977年にも6勝を挙げ、2年連続でタイトルを獲得しています。
1982年、フランコ・ウンチーニ選手が加入し、シーズン5勝でワールドチャンピオンを手に入れました。
記憶に新しいところでは、ケビン・シュワンツ選手の活躍でしょう。
勝利数は多いものの、なかなかタイトルを獲れませんでしたが、1993年、シュワンツ選手はシーズン4勝を挙げて、ついに念願のワールドチャンピオンを手に入れました。
2000年にはシーズン4勝のロバーツJr.選手が、ワールドチャンピオンを獲得します。
スズキのバイク
スズキのバイクは、出来る限りコストを下げ、安価に作るために、見た目が高級感に欠ける印象が持たれることがあり、世間からもそのような評価を受けることがあります。
しかし、性能については妥協をすることはなく、エンジンパワーには定評があります。
奇抜なデザインのバイクを作ることでも注目されるメーカーですが、当然、名車も多く製造、販売しています。
隼(はやぶさ)の名称は、バイクを運転しない人でも知っている人がたくさんいるでしょうし、カタナという名車は今でも人気を博しています。
スズキは先進的な試みを、デザインや機能性に積極的に投入しているメーカーと言えます。
また、エンジンのパワーを最大限に引き出すことに長けたメーカーであるとも評価されています。
スズキも他のメーカー同様に、レーサーレプリカを製造、販売していました。
その中でも特筆すべきモデルは、1984年に発売されたRG500Γ(ガンマ)でしょう。
世界選手権を戦っているレーサーRG500Γ(ガンマ)の真のコピーを目指し、レーサーと同じように水冷2ストローク、4気筒500ccという構造で注目を集めました。