沖縄ツーリングのススメ
沖縄一周ツーリング
沖縄と言えば、北海道や信州などに比べてバイクツーリングの情報が極端に少ないのが現状です。
沖縄に来たからには一周してみたいと思う人も多いと思いますが、それではただ単に一周しただけで、あまり楽しめなかったという結果になってしまいがちです。
理由としては、「どんな道も、少し走ればすぐ人家が現れる。」、「自然の多い島北部では、海岸沿いもしくは、横断路しか道が無い。」、「沖縄で唯一、長距離ワインディングが出来る道は森の中を走っていて、景観に乏しい。」などが挙げられます。
沖縄一周ツーリングは、一日あれば可能ですが、最悪のツーリングプランと言っても過言ではありません。
結果的に、「一応、島を一周した。」という達成感は得られるでしょうが、走ったあとの感想は「沖縄をバイクでツーリングしてもあまり楽しくない。」となってしまいます。
沖縄ツーリングの楽しみ方
沖縄では、本土ツーリングのように「走っているだけで、楽しい。」という感覚を得ることが出来るようなツーリングは難しいです。
ツーリングありきではなく、沖縄独特のものを楽しむためのツールとして、バイクに乗るという姿勢の方が良いかもしれません。
「ただただ、走りを楽しみたい。」という願望をお持ちの方は、沖縄ではなく本土をツーリングする方が良いでしょう。
沖縄でツーリングを楽しむためには、「道を走って、楽しむ。」ことではなく、立ち寄りたい場所を事前に調べて、こまめに立ち寄るというスタンスで臨むことをお勧めします。
沖縄のツーリングポイント
ツーリングには不向きな土地であると前述しましたが、いくつかはツーリングを楽しめるスポットもありますのでご紹介します。
沖縄ツーリング中は、出来るだけ車の少ない道や、林道、農道などを走ると楽しいです。
まずは、「古宇利大橋」です。
沖縄特有のエメラルドグリーンの美しい海にかかる、長い橋です。
沖縄本島で一番きれいな海を見ながら走れる道路です。
沖縄をツーリングするならば、ここは、必須となるポイントです。
次に、「ワルミ大橋」があります。
高所から、海を見下ろす橋です。
まっすぐ先にある屋我地島内の農道や、近くの古宇利大橋がお勧めです。
ワルミ大橋から屋我地大橋まで、まっすぐ幅の広い2車線農道が通っています。
さらに、「海中道路」があります。
有名なところですが、沖縄らしい海はなく、景観としてはそれほど特筆すべきものはありません。
しかし、走りを楽しむという観点から見ると、信号がないので、快適に走行が出来ます。
他には、「ニラカナイ橋」があります。
崖の上部から海岸沿いに降りるための、半ループ状の橋です。
周辺の道が狭いので時間がかかりますが、橋を見下ろす展望スペースがあり、ここからは、朝日が登ってくるのを見ることが出来ます。