査定表の評価段階について
気になるバイクの査定価格
常に、新車が発表されているバイクの世界だけに、最新モデルをこまめにチェックされている方も、多いのではないでしょうか。
みているだけで、満足すればよいのですが、どうしても性能や格好の良さに惹かれ、食指が動いてしまいがち。
まさに、ライダーのサガとも言うべきものですが、新車を購入する際に、真っ先に検討しておかなければならないのが、気になるバイクの査定価格です。
査定価格一つで、新車を安く購入できますので、ご自分の愛車がどのような値段がつくのか、とても気になるところです。
そこで今回は、バイクの査定表の評価段階について、その隠された内情を解説していこうと思います。
業者オークションが基準
車やバイクの査定価格は、業者間で開催されているオークションが基準と、なっていることをご存じでしょうか。
ネットで見られるオークションとは違い、古物商などの資格をもつ業者が行う公売の場ですので、基本的には個人で参加する事はできません。
バイクの査定でも、よくある話しなのですが、相場だけを見せられて、査定されてもすぐに納得される方はいませんよね。
実はこうした相場の基準は、このような業者オークションが基準になっているわけです。
ただし、査定される側は、その内容や実情はほとんどわかりません。
すぐに納得できないのも、こうしたことが理由のひとつで、どのように評価されているのか、その経緯を事項で説明していきます。
査定価格は10段階で評価されている
まず、バイクの査定価格は、10段階で評価されています。
専門業者でなければ、分かりにくいものですが、一般の方にも分かりやすくするため、ここで表にまとめてみましょう。
『評価』
・10:無傷の現行及び型落ちモデルまたは新車
納車整備済み、完検切れや登録済みを含む。
・9:極上物
修理の必要がない
・8:上物中古車
修理する必要がほとんどない
・7:8に近い中古車
多少の修理により8が見込める
・6:一般的な中古車
全塗装や排気量変更公認を含み、加修する必要が少ない
・5:6に近い中古車
多少の修理により6が見込めるもの
・4:中古車
ある程度の修理を要する
・3:粗悪車
大幅な修理を要する
・2:廃棄車
商品化が困難なもの
・1:書類無し
事故車や排気量非公認、メインフレーム加工など、部品取りにも用いられる
ランクについて
ランクについては、最高評価Sから順に、A/B/C/D/Eまでがあります。
分かりやすいよう、ランクの内容をここでまとめておきましょう。
『Sランク』
・評価10のみ。
『Aランク』
・評価9の極上ものから、評価6の一般的な中古車まで。
『Bランク』
・評価5で多少の修理が必要で、一般的な中古車に近いタイプ。
『ランクC』
・評価4の中古車と評価3の粗悪車まで。
『ランクD』
・評価2の廃棄車。
『ランクE』
・評価10から評価2までに該当しないタイプ。
評価については、横列に外観/エンジン/フレーム/足回りなどの項目が、専門業者によりチェックされています。