グルメと文化が詰まった能登半島
能登半島ってどんな場所?どこにあるの?
能登は石川県七尾市に位置し、日本海や富山湾に面する半島です。
周りを海に囲まれているだけでなく半島の中央は山間部となっており、海の良さも山の良さも満喫できるエリアでグルメエリアとしても知られています。
能登半島は日本で最もフグの漁獲量を誇るほか、牡蠣の養殖でも有名です。
新鮮な魚介類はもちろんのこと、野菜や山菜、ブランド牛の能登牛も大人気です。
能登は古い歴史を誇る地域でもあります。
石川県の無形文化財に指定されている御陣乗太鼓や、日本遺産に認定されたキリコ祭りなど独自の文化が根付いており、旅の風情を満喫できるのも魅力です。
また、日本の原風景を今に受け継ぐ千枚田など、自然と調和した海と山里の暮しの様子は世界農業遺産にも認定されています。
日本間に突き出る能登半島は、オーシャンビューイングも山間のワインディングロードも楽しめる、ツーリングにもピッタリなルートです。
しかし一口に能登といっても面積が広く、海沿いの半島をぐるりと一周するとその距離は約300kmに及びます。
一日で巡ることも可能ですが、一泊して観光スポットやビュースポットに立ち寄りながらのんびりと走るのもおすすめです。
魅力が一杯!能登半島の見所
能登半島を巡るコースは、半島をぐるりと一周するもよし、途中で山道に入り半島を横断するのもよしと、いくつもあります。
その中でも人気が高いのが、半島を海沿いに一周するルートです。
北陸自動車道金沢西ICから千里浜なぎさドライブウェイ、能登金剛、ヤセの断崖から輪島、禄剛崎、見附島、九十九湾と巡り、ツインブリッジのと、石動山、千里浜なぎさドライブウェイに戻るというルートです。
千里浜なぎさドライブウェイは砂浜を走ることができるドライブウェイで、開放感あふれる海沿いの道路はライダーなら是非とも走ってみたい道路です。
夕日が美しいビュースポットとしても知られており、時間帯によっては地平線に沈む夕日と黄金に輝く海が見られます。
ただし、波打ち際に近づきすぎるとタイヤが砂に取られるので注意しましょう。
日本海を左手に走り続けると、観光スポットの能登金剛やヤセの断崖を経て、輪島へと至ります。
輪島は朝市も有名ですから、近くで一泊して朝市でお土産を購入するのもおすすめです。
さらに進むと美しい棚田が広がる千枚田が眺められますし、さらに北へと進むと、能登半島の最北端といわれる禄剛埼灯へと至ります。
県道から歩いて20分くらいかかりますが、高さ46kmの断崖から眺める日本海は絶景です。
また、ここは日本海に面する「外浦」と、富山湾に面する「内浦」の分岐点にもなっています。
荒々しい日本海から、穏やかな富山湾へと風景が移り変わるのをお楽しみください。
富山湾沿いを走りながら見附島や九十九湾などの観光スポットを通り、ツインブリッジへ向かう際は狭い道もあるのでご注意ください。
この後は半島の根元を横断する形で石動山を通り、千里浜なぎさドライブウェイへと戻ります。
今回はごく一般的なコースをご紹介しましたが、能登半島には輪島や和倉温泉、ランプの宿があるよしが浦温泉など、宿泊に最適なスポットがたくさんあります。
宿泊地を先に決めて、そこからツーリングルートを選ぶのもおすすめです。