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鏡面磨きに挑戦してみよう

鏡面磨きとは?

自分のバイクを常にベストコンディションにしておきたい、それぞれのパーツをピカピカに磨き上げておきたいというライダーも少なくないと思います。
こんな場合には、鏡面磨きに挑戦してみるのも悪くありません。
鏡面磨きというのは、文字通り金属パーツの表面を鏡のようにピカピカに仕上げる作業のことを言います。

鏡面磨きは根気のいる仕事ですので、それなりに時間がかかることをあらかじめ考慮しなくてはなりません。
また、ある程度の力も必要ですので、体力に自信がないライダーにとってはかなりハードな作業になるかもしれません。
ですが、バイクを大切にしている方はぜひ一度やってみることをおすすめします。

鏡面磨きの対象となるパーツ

バイクのパーツの中でも、鏡面磨きができるのは未塗装のアルミ面がメインです。
ですから、クランクケースカバーやヘッドカバーの他に、フレームやスイングアーム、フォークアウター、さらにBCレバーなども鏡面磨きをすることができます。
鏡面磨きは「手バフ」「バフ掛け」などとも呼ばれていて、バフ研磨専門業者に依頼すればパーツがピカピカになって戻ってきます。

プロに依頼せずに自分でやりたい場合には、サンドペーパーや研磨剤を用意する必要があります。
また、100円ショップでもバフ掛けをするためのアイテムが販売されていますので、試してみるのも悪くありません。

鏡面磨きの作業方法

鏡面磨きは本当に手間のかかる作業だということを、まず頭に入れてから着手しましょう。
サンドペーパーを毎日数時間かけて、そのうえで数週間かかることも珍しくありません。
鏡面磨きに使用するサンドペーパーは、耐水性の180番・400番・800番・1500番を使用するのが基本です。

サンドペーパーは番数が低いほど目が粗くなっていて、これでただひたすら鏡面のようになるまでパーツの表面を磨くだけです。
サンドペーパーは縦方向と横方向に交互にかけるのがポイントです。
手で磨くのは大変なので、グラインダーやリューターなどを使って磨く方法もあります。
バフ掛けキットを購入すれば、効率よく鏡面磨きができるのでおすすめです。

機械を使った場合、パワーが強いために金属表面を削りすぎてしまう心配があります。
特に機械を使い慣れていないライダーの場合は、たとえ時間はかかっても手バフのほうが無難かもしれません。
100円ショップで売っている「フェルトバフ」は金属を削りすぎる心配がなく、ゆっくりと作業することができます。

鏡面磨きが終わったら、最後はピカール(Pikal)などの液体コンパウンドで仕上げを行いましょう。
ピカールは金属全般に使用可なので、一本常備しておくと便利です。
家でメンテナンスをすることが多いライダーには心強いアイテムです。