走行距離がポイントです
査定時の大きなポイント
バイクの買取業者が査定をする時に大きなポイントとなるのが走行距離です。
走行距離というのはバイクのメーターに記録されている、そのバイクが製造されてからいったい何km走っているかという記録です。
もちろん買取価格が高くつきやすいのはあまり走っていない、走行距離の数値が少ない物というわけですが、ここからわかるのはそれだけではありません。
買取査定の時はバイクの年式や型式、各部分の消耗度合いは車両を見て確認します。
それをバイクの走行距離と照らし合わせると実に色々なことがわかってくるのです。
コレはバイクの状態を確認する上とても重要な情報がわかってくるので、どの業者さんも必ず確認するでしょう。
走行距離から分かる事
基本的にバイクのメーターに記録される走行距離は99999kmまでです。
メーターの桁数がソコまでしかないのでそれ以上は00000kmに戻ります。
日常の移動にも使ってよく乗る方で年間約1万km走ると言われています。
と言うことはよく走っているバイクは10年でメーターが一周するということです。
単純に考えて10年前のバイクが走行距離のメーターが1万5千kmぐらいだと、一周回って11万5千km走っているのではないのかということになります。
また、車両自体が良好な状態でも年式や初年度登録からかなりの時間が経っているのに、走行距離が少ない車両は倉庫に眠っていた可能性も高くなります。
同じように車両は綺麗なのに走行距離が少なくてフロント周りやフレームが傷だらけの場合、メーター周りだけ新しい場合、事故車であることを疑いますね。
事故でメーターやその他の部品が壊れた場合新品に交換になりますがメーターの走行距離までは合わせないのでこういう状況も起きることがあるのです。
事故車の場合買取価格もかなり下がるので、特に注意してチェックしているところです。
走行距離の割にタイヤやサスペンションのヘタリが早い時も要注意です。
バイクの乗り方が荒かったり常に重い物を積んでいたりするなど、バイクへの負荷が大きい乗り方をしている時にこの状況が起こりやすくなります。
逆に走行距離の割に各部のヘタリが少なかったり、メンテナンスが行き届いていたりすると査定でいい値段がつきやすくなります。
また、目安として走行距離が3万kmを超えたあたりから、エンジンの内部などの消耗部品が交換時期を迎えるのです。
そのまま販売するわけにも行かないので、修理しての販売になりますからその費用の分査定は低くなると思ったほうがいいでしょう。