査定で行われること
車両全体のチェック
バイク買取の査定で行われることは、まずは車両全体のチェックとなります。
傷や凹みだけでなく、フレームの歪みもチェックしていきます。
事故を起こしたことがあるかと聞かれたら、正直に答えるようにしてください。
プロはフレームの歪みや部品の損傷を見て、事故または転倒を判断できます。
走行チェック
続いて走行に支障がないかチェックが行われます。
見た目は問題なくても、実際に運転したら支障が出るバイクもあるでしょう。
クルマよりも危険な乗り物ゆえに、ここはクルマ以上によくチェックされると考えていいでしょう。
査定士がバイクを運転してチェックされます。
運転感覚はノーマルに近いほどよく、オーナーは自分一人が好ましいです。
オーナーが増えるにつれて、運転感覚が変わってくるのがバイクという乗り物なのです。
エンジンの状態もチェックされますが、これらに関しては自分で調整することはできないため、査定士任せにするしかありません。
電気系統のチェック
電気系統では、バッテリー、ライト、表示灯、メーター類などのチェックが行われます。
たまにメーターを戻す人がいますが、プロが見ると一発でバレてしまいます。
走行距離に対してパーツの劣化が激しいと、走行距離をごまかしていると判断されることになるでしょう。
「整備記録を紛失した」などと嘘をついても結局はバレますし、何より書類関係に不備があると、買取額が下がってしまう可能性があります。
プロの査定士は、「書類を紛失した→整備していない可能性大」と判断しますので、逃げ得にはなりません。
バイクは新車・ノーマルの状態に近いほど価値が高いものです。
違法にならないレベルの改造でも、査定額の低下につながってしまうので注意してください。
改造後の純正パーツに関しては、必ず保管しておきましょう。
査定時に純正パーツがあることを告げると、評価額が高くなります。
その場で売却できる準備を
バイクの査定を受けるときは、売却する用意をしておきましょう。
納得のいく査定額が出たら、その場で売却したほうがいいのです。
来週・再来週というように先延ばししても、査定額が下がるだけでメリットはありません。
査定時は書類を完備しておくと、流れがスムーズになります。
納得のいく査定額が出ても、バイクの所有者名義がローンになっていれば、そのまま売ることはできません。
ローン中のバイクでもOKというバイクショップもありますが、そうでないところも多いのです。
ローンの書類に関しては、査定士に言われるまで頭になかったという方が多いため、バイクショップから指示がなくても、自主的に用意しておくべきでしょう。