消耗品の交換時期は何を基準にすればいいの?
バイクの消耗品とは
バイクはいわゆる機械モノで、稼働している以上は何らかの負荷がそれぞれのパーツにかかってきます。
メンテナンスフリーと呼ばれる部品が増えてきているものの、それでもまったくメンテナンスをしなくても良いというわけではありません。
そして、少なくてもバイクのパーツのうち大部分は、経年劣化や使用による消耗が起こるものです。
特に消耗品と呼ばれるパーツは、状態が悪くなってから交換するのではなく早めに交換する必要があります。
具体的には、エンジンオイルやクーラント、バッテリーなどがあります。
こうしたいわゆる液体類は、使用によって劣化しますし、蒸発や揮発によって減っていくこともあります。
他にも、タイヤやブレーキパッド、チェーンなどの負荷がかかり摩耗していくものも消耗品として考えるべきです。
直接的にバイクの動きに関わるものですので、大きな劣化が生じる前にケアをしないといけません。
さらにオイルエレメントやエアクリーナーなどのパーツも消耗品で、それ自体は大きな劣化が見られないとしても、目詰まりなどによって使えなくなってきます。
メーカーが指定する交換時期を確認
このような消耗品は、走行をしていて異常を感じる前に交換するのが基本となります。
その目安となるのはメーカーが定めている交換時期で、それぞれのパーツで指定されていますので、取り付ける際に確認しておくべきです。
たとえばクーラントなどは5万kmくらいで交換することが求められます。
このように、走行距離に応じた交換をすすめるケースが多いです。
もしくは6カ月に1度など、時期による交換を指定していることもあります。
タイヤなどのパーツにおいては、スリップサインが見られる、ひび割れがあるといった目視で確認して一定ラインを超えたら交換というケースもあります。
実際の交換時期の目安とは
こうした交換時期は、あくまでも定期的なメンテナンスをするための目安です。
いくつかのパーツについては、実際に点検をして交換すべきかを確かめた方が良いものもあります。
たとえばブレーキパッドなどは、使用状況によってかなりの程度、摩耗の度合いは変わってくるものです。
しかもたいていのバイクだと、外から見るだけでは分からないものです。
バイクショップなどでブレーキ周りを分解してもらうなどして、点検をして初めて交換すべきかを判断できるようになります。
こうしたパーツについては、車検がある排気量区分のバイクであれば車検の度に行う点検の際にチェックしてもらうと良いでしょう。
また、エンジンオイルの場合は製品によって4,000kmから1万kmくらいの走行距離ごとにと、かなり指定の幅が広いものもあります。
これは、製品の性能や使い方によって劣化の進みが変わるからです。