Z1を復刻させたかのようなカワサキZ900RS
カワサキZ900RSの特徴
Z900RSは、カワサキの往年の名機であるZ1の復刻モデルと呼ぶのにふさわしいデザインと走行性を実現させた、レトロスポーツネイキッドスタイルのバイクです。
2017年12月に発売が始まり、何回かのモデルチェンジを経ています。
最新モデルは2023年モデルで、令和2年の排ガス規制に対応しています。
このZ900RSは、もともとZ900というヨーロッパで人気の高かった海外専用モデルをベースとして開発されたものです。
デザインは丸タンクを備えていたZ1を彷彿とさせるレトロな趣ですが、その中身は最新テクノロジーが満載です。
LEDのヘッドライトや電子制御のトラクションコントロール、安全性にもこだわったABSなど、すべての面でカワサキの最新技術が詰まっているモデルと言えます。
カワサキZ900RSの魅力
Z900RSの魅力としては、やはりそのデザインが真っ先に目に付きます。
カワサキらしい伝統的なフォルムとパーツ配置となっているため、最新モデルなのに懐かしさを感じさせてくれるのです。
また、カラーリングも渋い配色をすることによってクラシックな雰囲気を強調しています。
カワサキ好きにはたまらない一台と言えるでしょう。
実際に乗ってみると、レトロな雰囲気とは大きく異なる高いパフォーマンスを発揮してくれることが分かります。
トレリスフレームは極限まで軽量化を図ることによって、軽やかな走りに貢献しています。
しかも、Zシリーズが誇るパワフルなエンジンは粘りのある力強いトルクを感じさせてくれると共に、高速走行でも余裕を感じられる高回転域の伸びの良さを実現しています。
足回りには、こうしたパワーユニットに対応できるレスポンスの速いパーツで固めています。
そのため自らマシンを操るという感覚を強く味わえ、バイクを走る喜びを深められるのです。
カワサキZ900RSのスペック・価格
Z900RSのエンジンは水冷式4ストローク並列4気筒で、最高出力111PS、最大トルクは98N・mを叩き出します。
サイズは2,100mm×865mm×1,150mmで、ホイールベースは1,470mmあります。
シート高は800mmですので、足つき感はとても良く、市街地走行でも苦にならないでしょう。
車両重量は215kgで燃料タンクは17Lあり、燃費はWMTCモードで18.8Km/Lとなっています。
価格はいくつかあるエディションで多少の違いはありますが、スタンダードモデルではメーカー希望小売価格として148万5,000円と設定されています。
さまざまなオプション装備が用意されていますので、希望に合わせ、購入時に追加するのも良いでしょう。